学究:高嶋米峰(49)関連史料[48]

前回同様、朝日新聞掲載分から確認していきたいと思います。

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64.1925年(大正14年) 11月「通行人に署名を女生徒も出動して廢娼デーの手はず決る」

全文引用↓

「廿九日廢娼デーを行ふに就き廿八日午後六時から神田美土代町日本キリスト教青年會館で高島米峰氏その他多數の人々が集まつて打合會を行つた、その結果廿九日午前十時から午後四時まで二十名の婦人隊九班を組織して市内人通りの多い九ヶ所に陣取り、宣傳ビラを散布すると同時に賛成者を求めて一々署名を請ふ事になつたが當日は東京女子青年會、目白の女子大、女子學習院等からも多數の女學生が参加すると」

⇒「廃娼デー」計画に関する記事。

 29日廃娼デーに向けて、28日午後6時から神田美土代町日本キリスト教青年会館にて打合せ会が行われた。記事中では、会の参加者として高嶋米峰の名が(代表として)あげられている。打合せの結果として、29日の午前10時から午後4時の期間、20名の婦人隊9班(総計180名)が、交通量の多い市内9カ所に立ち、宣伝ビラ配布&署名活動を行うことが決められた。またこの活動には、当日、東京女子青年会、女子学習院等から多数の学生の参加が予定されている。

 

*「廃娼運動」関連書籍:性を管理する帝国―公娼制度下の「衛生」問題と廃娼運動―

            廃娼運動 (竹村民郎著作集)

            [新装版]遊廓のストライキ: 女性たちの二十世紀・序説