学究：徳富蘇峰（7）関連史料［6］ - 学究ブログ（思想好きのぬたば）

前回同様、朝日新聞掲載分から確認していきたいと思います。

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13．1894年(明治27年) 7月 4日　「●稲垣満次郎氏の朝鮮談」

一部引用↓

「六派幷に中央政社の人々は昨日午前東方策士稲垣満次郎氏を京橋区加賀町立憲革新黨事務所に聘し氏の朝鮮談を聞きたり當日出席の人々は楠本正隆、箕浦勝人、工藤行幹　岩崎万次郎、中村彌六、綾井武夫、長谷場純孝、柏田盛文、星松三郎、佐瀬熊鐡、徳富猪一郎、其他の諸氏數十名にして（後略）」

⇒稲垣満次郎はこの席で、中国の兵制、袁世凱、李鴻章の政策等について語ったという。徳富猪一郎がアジア情勢に関心を持っている様子が分かる（12の史料も参照）。

14．1896年(明治29年) 5月 20日　「●徳富氏洋行」

全文引用↓

「民友社の徳富猪一郎氏は今日正午横濱解纜の日本郵船會社汽船アクパンサス號に搭じて歐米漫遊の途に就く」

⇒徳富猪一郎の欧米漫遊がウォッチされている。

15．1897年(明治30年) 8月 18日　「●前科六犯の窃盗」

全文引用↓

「赤坂榎坂町に住む國民新聞社長徳富猪一郎氏方を始め芝區西の久保なる東京通信社長五十嵐光彰氏などにて金品を盗みたる鹿児島縣鹿児島市高麗町士族中原良吉と云ふ前科六派の賊は一昨十六日軽視○の手に捕へられ例の検事局送りとなれり」（文中の○は認識不可）

⇒徳富猪一郎、犯罪に巻き込まれる。

今回は以上です。