学究:徳富蘇峰(2)関連史料[1]

徳富蘇峰の論稿について、

まずは、朝日新聞掲載分から、少しずつ確認していきたいと思います。

(一回のブログで、平均3つ分纏めるつもりです。)

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1.朝日新聞 徳富猪一郎初出⇒1887年(明治20年)2月26日
全文引用↓

「●國民の友 徳富猪一郎氏の編輯にて東京赤坂區榎坂町五番地民友社より国民の友とて内外の時事を簡単に評論し又は特別寄書の欄等を設けたる一種の雑誌を発兌せり」

⇒雑誌『国民之友』刊行を伝える記事。雑誌の方針を示す。

 

2.朝日新聞 1887年(明治20年) 3月25日
全文引用↓

「●國民之友第二號 彼の徳富猪一郎氏の活溌鋭利の筆に成たる國民之友の第二號は東京赤阪區榎坂町五番地民友社より此程發兌なりしが其特別寄書欄には尾崎行雄島田三郎両氏等の寄書を載せ且全体の拮搆之を前號に比すれば更に其整頓せしものあるを覚ふ」

⇒前回は「國民の友」だったのが「國民之友」へ。尾崎行雄と島田三郎の記事あり、前號よりよい雑誌になったことを強調。

尾崎行雄関連文献⇒民権闘争七十年 咢堂回想録 (講談社学術文庫)

  島田三郎関連文献⇒島田三郎と近代日本―孤高の自由主義者

 

3.朝日新聞 1888年(明治21年) 6月 6日 徳富猪一郎「快樂を高尚にする事」
一部引用↓

「旅は道連れ世は情けとは、實に日本人民の性情殊に交際上の性情を説明し得て妙なりと云ふ可し」

 

「我が邦人民の快樂と云ふ可き者は、之れを二分して一を酒人の快樂と云ひ、二を茶人の快樂と云ふ」

 

「我が邦人民の快樂は、甚だ下等なるを知る可し」

⇒日本人の美徳と欠点を指摘。

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こんな感じで纏めていきます。

なにか「こうした方がいいよ」みたいなものがあれば

ご指摘頂ければと思います。